安全のねだん
今日は戦争と安全に関わるお金の話です。
「戦争と安全のねだん(大月書店)」から。
子供向けの分かりやすい本を見つけたので紹介です。
日本の防衛費は2021年補正予算を合わせると6兆1160億円。
本は、平成29年のデータですが、その半分弱が自衛隊の人件費・食費となっています。
それに維持費と基地対策(在日米軍にかかるお金:思いやり予算)を合わせると、75.6%にもなります。
現状維持に75%使用。家計だと、税引き後で仮に月20万に対して今を維持するだけで月15万使用。月30万なら22.5万使用している感じですね。
駐留米軍に支払っているお金は世界一。これは何となくそうなんだろうなと。で個人的に面白いと感じたのが、2番目サウジアラビア、次いで、カタール、ルクセンブルク、クウェートで中東が多い。ルクセンブルクはベルギー、フランス、ドイツに囲まれたヨーロッパの小国ですが、なぜなんでしょうね。
少し物騒な値段として、アメリカでは銃が5万円で買えるそうです。年間で銃による死傷者が圧倒的に1位という残念な結果も出ています。で、驚いたのが地雷1個300円。安すぎませんか。。被害者の一生を左右するものが1個300円。撤去費用はその100倍。
地雷作るなら、サイゼリヤのミラノ風ドリアにしましょう。美味しいし、幸せを感じられます。
話は戻りますが、2021年度の防衛費はいくらでしょうか。約6.1兆円でした。
2021年度の国家予算は当初予算で約106.6兆円、補正含めて約142.5兆円。
防衛費は全体の約4.3%でした。
防衛費は約6兆円で、全体の5%弱ですと。
でなんでこんな計算をしたかといいますと、「戦争と安全のねだん(大月書店)」P43によると、太平洋戦争時は、国家予算の実に8割(グラフでは約85%)を戦争に使っていました。
すごいですね、戦争に国家予算の8割つぎこんでいた。今の予算に当てはめると約114兆円を戦争に。
こういったお金は主に兵器の購入にあてられていて、そのお金は国内企業の三菱、三井、日立などに支払われていたそうです。
最後に、たまたまこの本を読んだ同日にニッケイプラス1(日本経済新聞2022.3.12)のくらし探検隊で紹介されていた記事をみました。
プラモデルの国際標準に日本の田宮模型等の縮尺が採用されているというお話。
平和ボケと言われるかもしれませんが、私は300円と言えばミラノ風ドリアで、もしくは倍エッグチーズバーガー🍔食べられると気分が上がり、5万円あれば旅行に行けるかもとウキウキして、戦闘機などはプラモデルの分野で世界にうって出て、防衛費は国家予算の5%弱で済んでいる、そんな平和な状態ができるだけ長く続いてほしいなと思います。
皆さん本日も良い一日を🌈🌈
戦争と安全のねだん(大月書店)P32
戦争と安全のねだん(大月書店)P34
戦争と安全のねだん(大月書店)P23
戦争と安全のねだん(大月書店)P35
戦争と安全のねだん(大月書店)P44
NIKKEIプラス1(日本経済新聞2022.3.12)