アオダイのブログ

主に子供2人との日常

偉人の残念な息子たち(書籍)

今回は書籍「偉人の残念な息子たち(森下賢一)」の話。

先日自分の本棚で見つけて懐かしくて読みました。

まだ長男6歳も次男2歳も生まれていない頃に買った本。

栄えある(?)最初の紹介はジョセフ・P・ケネディ(第35代大統領)の子供たち。

ジョセフ・P・ケネディは、ボストン元市長の娘さんとの間に9人の子供が生まれました。

次男はかの有名なジョン・F・ケネディ

本で紹介されていたのは替え玉試験でハーバード大学を退学になってしまったエドワード(9人目の子供)の話や、スピード違反・信号無視・無免許運転で逮捕された三男の話(父親が事件をもみ消す)など。

書籍の内容とは離れますが、ジョセフ・P・ケネディの子供たちは、長男が第二次世界大戦で29歳で戦死、次男(ジョン・F・ケネディ)が46歳で暗殺され、長女が23歳のときにロボトミー手術を受け障害をおい、残りの人生をずっと施設で過ごすことになる。

次女が航空機事故で死去、7番目の子供であるロバートケネディも42歳で暗殺されるという悲しい結末を迎えていました。

もう親としては悲しすぎます。

 

そのほかには父親の名を使った詐欺で何度も訴えられたトーマスエジソンの息子の話や、麻薬で医師免許停止になったヘミングウェイの息子の話、国会議員選挙で6回落選し、酒の飲みすぎで死んだチャーチルの息子の話などが掲載されています。

読み返してみると、偉人とされる人達は忙しすぎて、またはその他の理由で子供たちと関わる時間がとても少ないことが共通しているように思えました(それが原因かどうかは別として)。

また、読んでいる最中に今話題の「親ガチャ」という言葉も思い出しました。

親ガチャは子どもの立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」という意味合いの表現で、どちらかというと貧しい家や虐待、ネグレクトをする親に生まれてくる子供たちが使う言葉のイメージで、本書で紹介される偉人たちの家庭とは異なると思いますが。

 

「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」はその通りだと思います。

自分たちの子供が将来どう思うかはわからないですが、読み終わった後、子供たちが無事で元気で平和であることは幸運なことだなと改めて思いました。

 

 

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